お教室を始めようと思ったとき、最初に頭を悩ませるのが「お教室名」。
- どんな名前にすればいいか分からない
- 他と被らない名前を付けたい
- でも、オリジナルを考えるのが難しい…
そんな方のために、今回は「検索に強くて、あなたらしい教室名を付けるコツ」をお伝えします。
なぜ教室名にこだわるべきなの?
教室名は、あなたのお教室の「顔」であり、第一印象を決めるとても重要な要素です。
たとえば誰かがあなたのことをSNSで紹介してくれたとき、検索しても見つからないような名前だと、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
また、ありふれた名前や他と似たような名前では、覚えてもらうのが難しくなります。
逆に、印象に残る名前なら「○○先生の教室、気になってた!」と思い出してもらえたり、口コミで広がりやすくなったりします。
教室名には、あなたの想いや価値観、世界観を込めることもできます。
たとえば、「ゆったり・自然・発酵・子ども向け」など、届けたいイメージに合った名前にすることで、理想のお客様に見つけてもらいやすくなります。
つまり教室名は、ただのラベルではなく、誰に届けたいかを伝えるメッセージでもあるのです。
だからこそ、自分らしさと見つけやすさのバランスが取れた名前を考えることがとても大切です。
教室名を決めるときの3つの注意点
お教室名は自由に決められるからこそ、見落としがちなポイントもたくさんあります。
とくにこれから教室を始める方にとっては、後から「やっぱり変えたい…」とならないためにも、最初に知っておいてほしい大切な視点があります。
ここでは、後悔しない名前選びのために押さえておきたい3つの注意点をご紹介します。
① 検索して出てこない名前を選ぶ
教室名を決めるときは、まずGoogleやインスタグラムなどで候補の名前を検索してください。
すでに同じ名前の教室やお店が使っていると、検索しても自分の教室が上位に出てこなかったり、他と混同されてしまう可能性があります。
とくに地域名+教室名で検索してみて、同業の教室がないか確認するのがおすすめです。
たとえば「ナチュラルキッチン」のように人気の言葉は多くの人が使っているため、差別化が難しくなります。
一方で、検索しても出てこない名前であれば、「あなただけの教室」として印象に残りやすく、探している人にも見つけてもらいやすくなります。
名前が独自のものだと、SNSでも覚えてもらいやすく、紹介や口コミも広がりやすくなります。
できれば、インスタグラムやブログでも同じ名前が使えると見つけてもらいやすくなり、「この教室だ」とすぐに気づいてもらえます。
② 外国語の意味には注意する
おしゃれな名前にしたくて、フランス語やイタリア語、英語などの単語を使いたくなることってありますよね。
でも、その言葉にどんな意味があるのかを、きちんと調べてから使うようにしましょう。
たとえば響きは素敵でも、実は日常ではあまり良くない意味で使われていたり、ネガティブな印象を持たれる言葉だったというケースもあります。
意味を知らずに使ってしまうと、見る人が違和感を持ったり、教室のイメージに合わない印象を与えてしまうこともあるんです。
また、日本語ではかわいく感じる単語でも、海外の方にとっては不自然だったり、思わぬ意味にとらえられることもあるため、注意が必要です。
どうしても使いたい言葉があるときは、意味や使われ方をインターネットや辞書で調べてみることをおすすめします。
安心して長く使える教室名にするためにも、ちょっとした確認がとても大切です。
③ すでに使われている名前は避ける
せっかく考えたお気に入りの名前でも、すでに他の教室やお店で使われていることがあります。
そのまま同じ名前を使ってしまうと、トラブルになる可能性があったり、せっかく発信しても「別の教室と間違えられる」ことが出てきてしまいます。
とくに注意したいのが、商標登録されている名前や、長く使われているブランド名です。
無意識に使ってしまうと、後から名前を変えなければいけなくなったり、最悪の場合、注意や警告を受けることもあります。
また、同じような名前の教室があると、「この前見たあの教室と何が違うのかな?」と、お客様を迷わせてしまうことにもつながります。
なので、最初の段階で検索やSNSで名前を調べて、すでに使われていないかを確認することがとても大事です。
安心して活動を続けていくためにも、「あなただけの名前」を見つけておくのがおすすめです。
造語でOK!「言葉×言葉」でつくるオリジナルネーム
教室名をゼロから考えるのは、正直とても難しいですよね。
でも、実は「意味のある言葉を2つ組み合わせる」だけで、あなただけの素敵な名前が作れるんです。
たとえば、
「心」×「アトリエ」=ココアトリエ
「空」×「笑顔」=そらにこ
「彩り」×「日々」=彩日(あやび)
というふうに、普段使っている身近な日本語を組み合わせるだけで、オリジナリティのある教室名になります。
しかも、造語は他の人と被りにくく、検索してもあなたの教室が見つかりやすくなるというメリットもあります。
コツは、
- 好きなこと
- 教室の雰囲気
- 大切にしている想い
など、自分の中にあるキーワードをたくさん書き出してみること。
そこから2つの言葉をつないでみると、しっくりくる名前が意外と簡単に見つかります。
声に出して響きを確かめたり、家族や友達に聞いてもらったりすると、イメージもしやすくなりますよ。
決まったら「地域名+業種+教室名」で発信しよう
教室名が決まったら、次は発信のしかたにも少し工夫を加えましょう。
ただ名前だけを出すのではなく、「地域名+業種+教室名」という形で紹介することで、見つけてもらいやすさがぐんとアップします。
たとえば、
東京・世田谷のパン教室*てじかん
福岡・発酵スイーツ教室*こうび
千葉・親子クラフト教室*えあそび
このように、どんなエリアで・どんなことを教えているかが一目で伝わると、「近くで探していた人」に見つけてもらえる確率が高くなります。
また、インスタグラムやブログ、LINEのプロフィール欄にもこの表記を入れておくと、パッと見ただけで教室の内容が伝わるため、初めて見る人の印象にも残りやすくなります。
教室名を決めたら、発信の中にもどんどん登場させて、認知を広げていきましょう。
まとめ|お教室名はあなたの第一印象
お教室名は単なる名前ではなく、「あなたのお教室の第一印象」を決めるとても大切な要素です。
どんなに素敵なレッスンをしていても、名前が分かりづらかったり、他の教室と似ていたりすると、覚えてもらえなかったり、見つけてもらえないこともあります。
逆に、お教室の世界観や想いが伝わる名前であれば、それだけで「この教室、気になる!」「なんだか惹かれる」と思ってもらえるきっかけになります。
そして、それが「あなたらしさ」に共感してくれる理想のお客様との出会いにつながっていきます。
ゼロから考えるのは難しく感じるかもしれませんが、「どんな人に、どんな気持ちで届けたいか?」を意識して言葉を選んでいくと、自然とあなたらしい名前が見えてきます。
一度決めたら長く使い続けるものだからこそ、焦らず、自分の想いと向き合いながら、じっくり選んでみてくださいね。
あなたのお教室がたくさんの方に愛され、見つけてもらえる名前になりますように。