レッスンを始めたばかりの時期って、「まだ自信がない」「発信するネタが見つからない」と感じてしまうもの。
でも、実は「始めたばかりの姿」にこそ、ファンを惹きつける力があるんです。
試行錯誤を繰り返している途中の姿にこそ、「応援したい」「この人のレッスン受けてみたい」と思ってもらえるきっかけが詰まっています。
今回は、お菓子教室の経験や実例をもとに、まだ完璧じゃなくても「今の姿」をそのまま発信することの大切さについてお話しします。
エコノミープロセスって知ってる?
「エコノミープロセス」という言葉を、聞いたことがありますか?
実はこれ、商品そのものではなく「商品ができあがるまでの過程」に価値を見出し、発信によって共感を集める考え方のことを言います。
たとえば、クラウドファンディングもその一例。
完成前のプロジェクトに対して、作り手の想いや努力を共有することで「応援したい」と感じた人が支援をしてくれますよね。
お菓子教室のような個人のビジネスでも、この考え方はとても有効。
試作中の失敗や工夫、作り手の想いなどをリアルに発信することで、
「頑張ってる姿が応援したくなる」
「そのレッスンを受けてみたい」
と感じてもらえるのです。
うまくできた完成形だけでなく、そこに至るまでのリアルな過程を見せることで、あなたの人柄や情熱が伝わり、ファンが生まれていく。
今まさに頑張っている途中こそ、発信すべき魅力的な素材なんです。
スフレチーズケーキの試作を発信した結果…
スフレチーズケーキのレッスンを開講する前に、完成までの過程を
- ライブ配信
- ストーリーズ
- LINE
などで積極的に共有しました。
焼き加減が難しく、しぼんだり割れたりと、なかなか理想の仕上がりにはならず、試行錯誤の連続。
思わず笑ってしまうような見た目のケーキもありました。
でも、その頑張っている様子に
「応援したくなった」
「こんなに工夫してるなら絶対おいしいはず!」
という声が集まるように。
完成形だけを見せるよりも、試している姿のほうが人の心を動かすんだなと感じました。
最終的には、「ずっと見ていて気になっていたので、レッスンに申し込みました」と言ってくれた方もいて、55名が参加。
頑張っている過程を見せることが、何よりの信頼や共感につながったと実感しています。
まだ先生じゃない人こそ「今」がチャンス
これからお菓子教室を始めたいと思っている方や、準備を始めたばかりの方の中には、「まだ何もできてないし、発信なんて無理かも…」と感じている方もいるかもしれません。
だけど実は、「スタート前の姿」って、すごく魅力的なんです。
たとえば、「ホイッパーってどれを買えばいいんだろう?」と悩んでいる様子も、見る人からするとリアルで親しみやすくて、「わかる〜!」と共感されやすいんですよね。
そこから自然と応援したくなる気持ちが生まれたりします。
最初からうまくやろうとしなくて大丈夫。
むしろ、つまずいたり迷ったりしてる今の姿こそが、いちばん心に届く発信になります。
まだ先生じゃない時期にしか見せられない、等身大のがんばりが、これからファンになってくれる人の心に響くはずです。
失敗こそ見せよう!焦げてもぐちゃぐちゃでも大丈夫
お菓子作りをしていると、思ったようにいかないことってよくあります。
焦がしてしまったり、形がぐちゃぐちゃになったり、膨らむはずがしぼんでしまったり。
そんな時、「こんな状態じゃ載せられない…」と思ってしまう方も多いはず。
でも、うまくいかない様子や試行錯誤の途中にこそ、共感してもらえるポイントがたくさんあります。
「私もよく焦がします!」
「なんだか親近感がわく」
そんな反応が返ってきて、気づけば応援してくれる人が少しずつ増えていきます。
完璧な仕上がりを目指すのも大切だけど、不器用ながらも一生懸命作っている姿には、人の心を動かす力があります。
キレイにできたお菓子だけでなく、うまくいかなかった場面も思い切って発信してみてください。
ありのままの姿が、ファンづくりの第一歩になります。
まとめ|頑張ってる「途中」が一番魅力的
きれいに仕上がった完成品よりも、人の心に届くのは、悩みながらも挑戦している姿。
うまくいかなくても、工夫を重ねる様子には、自然と共感が生まれます。
「応援したい」「完成まで見ていたい」と思ってもらえるきっかけは、意外と失敗の中にあるもの。
焦げたり割れたりした経験も、そのまま発信して大丈夫です。
完璧さよりも大切なのは、等身大のがんばり。
素直に発信することで、少しずつファンとのつながりが育っていきます。
始めたばかりの今だからこそ伝えられる魅力、ぜひ発信に乗せて届けてみてください。