生徒さんが離れない教室の作り方|お菓子教室のリピート率を上げる5つのコツ

「体験レッスンには人が来てくれるのに、リピートにつながらない…」

お菓子教室を始めたばかりの先生から、よく聞くお悩み。

実は、多くの新米先生が同じ壁にぶつかっています。

せっかく来てくれた生徒さんに「また来たい」と思ってもらうには、レッスン中だけでなく、その前後の関わり方が大切なんです。

継続率が上がれば、教室運営も安定しますし、何より生徒さんの成長を長く見守れる喜びが得られます。

というわけでこの記事では、お菓子教室をはじめたばかりの先生でも今日から実践できる、リピート率アップの具体的なコツを5つご紹介します。

目次

初回体験レッスンで「次も来たい」と思わせる工夫

「体験レッスンには来てくれたのに、その後連絡が途絶えてしまった…」

こんな経験、ありませんか?

実は、生徒さんが「また来たい」と思うかどうかは、初回レッスンの最初の15分で決まると言っても過言ではありません。

初めての場所、初めての先生、初めてのお菓子作り、生徒さんは想像以上に緊張しています。

「うまく作れるかな」

「他の人についていけるかな」

「変な質問したら恥ずかしいな」

そんな不安を抱えたまま作業に入っても、楽しめるわけがないんです。

だから、レッスンが始まったらまず、ゆっくり自己紹介の時間を取りましょう。

先生から自分の失敗談を話したり、「私も最初は全然できなくて」という等身大の姿を見せたりすると、生徒さんの肩の力がスッと抜けます。

「この先生、完璧じゃないんだ」「失敗しても大丈夫なんだ」、そう思ってもらえたら半分成功です。

そして、初回レッスンで一番大切なのは、「私にもできた!」という達成感を味わってもらうこと。

技術を詰め込むことでも、難しいお菓子に挑戦することでもありません。

だから、初回のメニューは「ちょっと簡単すぎるかな?」くらいがちょうどいいんです。

レッスン中は「すごいですね!」「上手にできてますよ!」と、小さな成功をその都度伝えてあげましょう。

「メレンゲの泡立て、完璧です!」

「混ぜ方、とっても丁寧ですね!」

こういう声かけが、生徒さんの自信につながります。

帰る時に「楽しかった!また来ます!」って笑顔で言ってもらえたら、次のリピートはほぼ確定です。

でも、ここで終わりじゃないんです。

レッスンの最後、お菓子を包んで「今日はありがとうございました」で終わっていませんか?

実は、ここにもうひと工夫できるポイントがあります。

「来月はチョコレートを使ったお菓子を予定してるんですよ」

「次回は今日より少しステップアップして、デコレーションにも挑戦してみましょう」

こんな風に、次回の予告をさりげなく伝えておくと、生徒さんの頭の中に「次も来たいな」という気持ちが残ります。

そして、レッスンが終わったら、その日のうちにお礼のメッセージを送りましょう。

今日はありがとうございました!作ったお菓子、ぜひご家族で召し上がってくださいね。

こんな感じで、生徒さん一人ひとりに合わせた内容を添えると、「ちゃんと見てくれてたんだ」という特別感が生まれます。

このひと手間が、他の教室との差別化になるんです。

レッスン後のフォローアップがカギ

「レッスンが終わったら、次は生徒さんからの連絡を待つだけ」

そう思っていませんか?

実は、レッスン後の3日間が、リピートにつながるかどうかの勝負どころなんです。

レッスン当日のお礼メッセージはもちろん大切。

でも、本当に効果的なのは、その後のフォローアップなんです。

例えば、レッスンから2〜3日後に、こんなメッセージを送ってみてください。

先日作ったタルト、もう召し上がりましたか?実は、焼いた翌日が一番生地がしっとりして美味しいんですよ。もし残っていたら、常温に15分ほど戻してから食べてみてくださいね。

こういう「食べ頃」や「保存方法」の情報って、レッスン中に説明しても、家に帰ったら忘れちゃうことが多いんです。

だからこそ、改めてメッセージで送ると「そうだった!」と思い出してもらえるし、「この先生、親切だな」という印象が残ります。

そして、もし生徒さんが作ったお菓子の写真をSNSに載せていたら、それを見つけて「素敵に焼けてますね!」とコメントするのも効果的。

「見てくれてるんだ」という嬉しさが、次のレッスンへの期待につながります。

ただし、ここで注意したいのは、しつこくしすぎないこと。

毎日メッセージを送ったり、「次のレッスンはいつにしますか?」と催促したりすると、逆にプレッシャーになってしまいます。

あくまで「さりげなく」「自然に」。

LINEやSNSで緩やかにつながっている、くらいの距離感がちょうどいいんです。

次回レッスンの案内を送るベストタイミングは、レッスンから1週間後くらい。「来月のレッスン日程が決まりました」と、お知らせする形で送りましょう。

「ちょうどいい難易度」を見極める

生徒さんが教室に来なくなる理由で意外と多いのが、「ついていけなかった」という挫折感なんです。

「前回は楽しかったけど、次のレッスンが難しすぎて…」

「周りの人はできてるのに、自分だけうまくいかなくて恥ずかしかった…」

こういう経験をすると、「私には向いてないのかも」と思って、足が遠のいてしまうんです。

でも、これって生徒さんの問題じゃなくて、レッスンの難易度設定の問題だったりするんですよね。

初心者向けのレッスンなのに、いきなり「テンパリング」とか「パイピング」とか、難しい技術を要求していませんか?

簡単すぎても物足りないし、難しすぎても挫折する。

このバランスが本当に難しいんです。

私が受講生さんにお伝えしているのは、「前回できたことに、新しい要素を1つだけ足す」という考え方。

例えば、1回目のレッスンでクッキーの基本(生地作り、型抜き、焼成)をマスターしたら、2回目は同じクッキーに「アイシング」という新要素を1つだけプラスする。

こうすると、「前回できたことは自信を持ってできる」という安心感がありながら、「新しいことも学べた!」という達成感も味わえるんです。

そして、レッスン中の声かけも大切。

生徒さんのレベルに合わせて、言葉を変えましょう。

初心者さんには「この作業、初めてだと難しいですよね。ゆっくりで大丈夫ですよ」と寄り添う声かけを。

経験者さんには「さすがですね!手際がいいですね」と認める声かけを。

もし失敗しちゃった生徒さんがいたら、「大丈夫、これは誰でも最初は失敗するポイントなんです」とフォローしてあげましょう。

「次はこうすればうまくいきますよ」と具体的なアドバイスを添えると、「失敗したけど、学びになった」という前向きな気持ちで帰ってもらえます。

居心地の良いコミュニティを作る

「お菓子作りを学びたい」という気持ちで来る生徒さんももちろん多いんですが、実は「楽しい時間を過ごしたい」「仲間が欲しい」という気持ちで通い続ける人も多いんです。

特に、お家で一人でお菓子を作っていると、誰とも共有できない寂しさがありますよね。

  • 「うまく焼けた!」って喜びを分かち合える場所
  • 「失敗しちゃった…」って愚痴を言える場所

そういうコミュニティがあると、教室がただの習い事じゃなくて、「居場所」になるんです。

だから、レッスン中に生徒さん同士が自然に会話できる雰囲気を作りましょう。

「〇〇さん、この前△△を作ったって言ってましたよね?どうでしたか?」みたいに、先生が橋渡し役になって、生徒さん同士をつなげてあげるんです。

最初はちょっと緊張するかもしれませんが、「お菓子作り」という共通の話題があるから、意外とすぐに打ち解けます。

「私もそれ作りました!」

「どこで材料買ってます?」

こういう会話が自然に生まれる教室は、リピート率が高いんです。

そして、常連さんと新規さんがうまく混ざるように配慮することも大切。

常連さん同士が内輪で盛り上がっちゃうと、新規さんが入りづらくなっちゃいますからね。

「今日初めて参加の〇〇さんです。△△さん、隣で色々教えてあげてくださいね」みたいに、先生が意識的につなげてあげましょう。

時々、季節のイベントや特別レッスンを開催するのもおすすめ。

クリスマスケーキ作りとか、バレンタインチョコ作りとか、いつもと違う特別感があると「久しぶりに行ってみようかな」という気持ちになるんです。

「〇〇先生だから学びたい」と思われる存在に

技術を教えるだけなら、YouTubeでもレシピサイトでもできる時代です。

じゃあ、なぜ生徒さんはわざわざお金を払って、教室に通うんでしょうか?

それは、「この先生から学びたい」と思ってもらえているからなんです。

お菓子作りへの情熱、お菓子への愛情。

そういうものって、言葉にしなくても伝わります。

「このお菓子、本当に美味しいんですよ!」って目をキラキラさせて話す先生と、淡々とレシピを説明するだけの先生。

どっちの教室に通いたいかは、考えるまでもないですよね。

でも、完璧な先生である必要はないんです。

むしろ、失敗談も含めた等身大の姿を見せた方が、生徒さんは親近感を持ってくれます。

「実は私も、このお菓子を初めて作った時は大失敗して…」

「何度も試作を重ねて、やっとこのレシピにたどり着いたんです」

こういう話を聞くと、「この先生も努力してるんだ」「私も頑張ろう」って思えるんです。

そして、先生自身が学び続けることも大切。

新しいお菓子に挑戦したり、他の教室に習いに行ったり、本を読んだり。

「先週、新しいケーキを習ってきたんですよ」

「最近こんな本を読んで、目から鱗でした」

そういう話をすると、「この先生、いつ勉強してるな」という印象を持ってもらえます。

最後に、一番大切なのは、生徒さん一人ひとりへの関心。

「〇〇さん、前回作ったクッキー、お子さんに好評でしたか?」

「△△さん、最近忙しそうでしたけど、大丈夫ですか?」

こういう何気ない声かけが、「この先生は私のことを見てくれている」という信頼につながるんです。

さいごに

生徒さんのリピート率を上げるって、特別な才能がいるわけじゃありません。

大切なのは、小さな心配りの積み重ねなんです。

  • 初回レッスンで緊張をほぐしてあげること
  • レッスン後にさりげなくフォローすること
  • ちょうどいい難易度を見極めること
  • 居心地の良い雰囲気を作ること
  • そして、先生自身が学び続けること

どれも、今日から実践できることばかりです。

「全部やらなきゃ」って思うと大変ですが、まずは1つだけ、試してみてください。

「次回レッスンの予告を伝えてみよう」でもいいし、「レッスン後にフォローメッセージを送ってみよう」でもいい。

その小さな一歩が、生徒さんとの信頼関係を育てていきます。

そして、生徒さんが「また来たい」と思ってくれる教室は、先生自身も楽しい教室なんです。

毎回同じ顔ぶれが集まって、「先月作ったお菓子、美味しかったです!」って報告し合って、一緒に成長していく。

そういう関係って、本当に素敵ですよね。

継続率が上がれば、教室運営も安定します。

でも、それ以上に嬉しいのは、生徒さんの成長を長く見守れること。

「最初は泡立て器も持ったことなかった〇〇さんが、今ではこんなケーキを作れるようになったんだ」

その喜びは、何にも代えがたいものです。

あなたの教室が、生徒さんにとって「また行きたい」と思える場所になりますように。

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